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科学の本の紹介『過去と未来とわたしたち』(「たくさんのふしぎ」2023年4月号)
あなたが過去と未来につながっているという科学の絵本です。どんなふうに つながっているのか、さぁ、ページをめくってみましょう。 ■『過去と未来とわたしたち』(「たくさんのふしぎ」2023年4月号)■ 藤沢健太 著・佐々木マキ 絵/福音館書店/2023年4月/770円+税 私事ですが、子どものころ「自分が死んだらどうなるのだろう」と考えたことがあります。この本は、その問いに1つの答えを示してくれるように思います。内容は2つのお話からなりますが、どちらも私たち、すべての生きものが過去と未来につながっているという、スケールの大きな話です。 1つ目は、私たちの体を形づくる「原子」の話です。大人にはおなじみの知識ですが、改めて読むととても新鮮です。説明が簡潔でわかりやすく、原子が生きものだけでなく、地球上のあらゆる物質をつくっていること、つまり原子は過去の生きものから私たち、そしてこれから生まれる生きものに受け継がれていく。これを知れば、子どもたちは驚き、感動するでしょう。 やわらかな雰囲気のイラストも理解を助けています。 2つ目の話は宇宙空間をとぶ「
3 日前
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