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『夜空を見るのが楽しくなる! 星空図鑑』  齋藤正晴 著/池田書店/2024年

『夜空を見るのが楽しくなる! 星空図鑑』

齋藤正晴 著/池田書店/2024年


著者の齋藤正晴氏は、多摩六都科学館の天文グループに所属し、プラネタリウムの解説をはじめ広く活躍されています。実は静岡県出身で、私たちサイエンスぽけっとの8番目の絵本『お星さま観察会』の制作にあたって、監修をしてくださった方でもあります。


本書はハンディタイプの大きさで、持ち歩きやすいのが魅力です。夜空の観察や旅先でも、気軽に星の情報を確認できる便利な一冊だと感じました。


『お星さま観察会』を制作する際、あちらこちらで調べた多くの情報が、この図鑑には「これも、これも」と言いたくなるほど、一冊に詰め込まれています。


まず、プラネタリウムのアナウンスを思わせる名調子が、読者を四季の星空へといざないます。「星空散歩」のページでは、その季節ならではの楽しみ方が示され、各月の星空や見られる星座について、見つけ方とともに関連するエピソードがわかりやすく紹介されています。


全天88星座が、有名なものだけでなく漏れなく取り上げられており、各星座のα星(星座の中で最も明るい星)のデータも示されているため、星座の姿が思い描けるように感じました。もちろん、ギリシャ神話や中国星座などの興味深い話題も豊富ですし、星雲や二重星、星団などについて、天文好きにはたまらない情報がたくさん掲載されています。


また、文章に合わせて実際の夜空の写真が「実際の夜空」マークとともに随所に掲載されているので、とても参考になります。じっくり読み込むのはもちろん、ざっと眺めるだけでも十分に楽しめる本です。本をお供に夜空を見上げてみませんか?


「目指せ!科学者5」

『目指せ! 科学者⑤』

藤島 昭(特別監修)/岩科孝治(編集)

北野書店,2025年


サイエンスぽけっとは、これまでにも『開け! 科学の扉⑤ 幼児のための科学プログラム』

藤島 昭(監修)/学研,2018年

において活動が紹介されましたが、今回は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団より第3回「科学教育の普及・啓発助成表彰」を受けたことが取り上げられています。


『目指せ! 科学者』はシリーズで刊行されており、将来科学者を目指す青少年に向けて、毎回、興味深い最先端の科学技術が分かりやすく解説されています。


特に研究者へのインタビューは、これから自分たちの夢を育てていく若者にとって、良きロールモデルとなる内容です。


シリーズ⑤に登場するのは、

 ① 大学でこれまでにない研究に取り組む研究者

 ② 企業で製品開発を行う研究者

 ③ 公的機関で研究を行う研究者


の3名です。

幼少期からどのように興味を育み、現在の研究へとつなげていったのかが語られています。


本書で紹介されている最先端の科学は、

 ① 人工光合成型光触媒の開発

  東京理科大学 工藤昭彦 教授

 ② ダイヤモンド電極の機能開拓と応用展開

  慶應義塾大学 栄長泰明 教授


の研究で、それぞれの原理からやさしく解説されています。


興味深いのは、これらがまったく異なる分野の研究でありながら、その成果が地球環境問題の解決につながると期待されている点です。


また、登場する研究室のメンバーの皆さんが、とても楽しそうに研究内容を語っている様子も印象的です。

サイエンスぽけっとの科学絵本「色と光のふしぎ」読み聞かせ
サイエンスぽけっとの科学絵本「色と光のふしぎ」読み聞かせ

気持ちのよい快晴のお天気。市内保育園でサイエンスぽけっとの科学絵本「色と光のふしぎ」の読み聞かせと、簡単分光器づくりのワークショップを年長さん向けに行いました。


「太陽の光は何色でできているのかな?」

と問いかけると、


「オレンジ!」「黄色!」

と元気いっぱいの声が返ってきました。



自分が作った簡単分光器で光を観察するよ
自分が作った簡単分光器で光を観察するよ

実際に簡単分光器やプリズムを通して光を見てみると、七色に分かれた光が現れ、「すごーい!」「おもしろい!」と驚きの声があがりました。


子どもたちは、自分が予想していたことと違う発見があるたびに、「見て!見て!」とお友だちに見せ合ったり、教え合ったりする姿がとても印象的でした。


作った分光器はおうちに持ち帰っています。今日のワークショップで見つけた“ふしぎ”を、ぜひご家族にもお話し

て、光や色への興味をもっと広げてくれたら嬉しいです。


簡単分光器の作り方を説明しています。注意事項は「太陽を直接見ないこと!」
簡単分光器の作り方を説明しています。注意事項は「太陽を直接見ないこと!」

 

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